11月初旬に開花した コバエア アルバ
大人の握りこぶしより少し小さいサイズでラッパ型に下向きに咲きます。なんとも品のある佇まい!
今年の早春に種蒔きしました。
種はヨーロッパ土産のジョンソンズのもの。
調べると10粒で1000円ほど。なんと高い!
日本ではあまり見かけない花です。
育て方をネットで検索しても、あまり載っていません。東北の方でも育つようなので、この三田でも大丈夫だろうと、おそるおそる10粒1000円にかけてみました!
4月20日 発芽
茶色いのが種です。5円玉から10円玉までの大きさの種で、写真のように種の皮を持ち上げて大きめの双葉が出てきました。
この皮がなかなか外れず、取ろうにも取れず、まるでへその緒のように1ヶ月ほど付いているのもありました。
発芽率は7割。つまり10粒のうち7つ発芽しました。
5月24日
双葉の間から蔓状の本葉が成長
6月7日
大きめの鉢によく成長している2株を移し、あと1株は実家の母に育ててもらうことに。他の双葉の成長は悪く、この時点で十分の三の成長率。蔓がどれくらい伸びるか分からず、鉢には支柱を立て、更にフェンスの近くに置きました。もちろんよく観察できる玄関の近くに設置。
6月22日
細いひげで絡みついていきます。
7月10日
このように順調な成長を喜んでいたのですが‥
8月3日
気がつかないうちに蕾が大きくなっていてビックリ!葉っぱの色や形とよく似ています。
そして夏に向かって水不足や蒸れで下葉から枯れ込んできました。
気にかけていたのに花が散ってしまっていた!
もしくは花芽が充実していなかったのかも!
蔓の先や花を支える茎は太くて元気そうでも地際の茎は細くて、もうダメになりそうな感じ。
そして枯れてきてます。
全体はこんな感じ。下葉を枯らしながらも先に栄養を送って、酷暑をどうにか乗り切りました。
気候が安定してきた10月、なんだか復活してきました!
そして蕾もたくさん付いてきました!
いったいコバエアの花のシーズンはいつなのか?
蕾が大きくなり、風車のよう。
徐々に蕾が膨らんで。
11月5日
最初は上を向いていた蕾
11月7日
花が開き始めると下を向きます。
これは中の花が育っていなかったよう。
萼が3つ⁉︎
11月10日
正しく咲いたコバエア アルバ
萼は5つです。
うっとり見とれてしまう品の良さ!
種が膨らむことを祈って!
三田の11月はもう霜が降りる日もあり、蕾をつけたまま寒さに弱ってきている様子。
豪勢に咲かすタイミングがわからないままの栽培記録となりましたが、たったひとつの花にでも出会えたことが幸いでした。
また挑戦してみたい素敵なお花です。